一昨日、七山へ改修工事のお手伝いに行ってきました。
現場は、
紙漉思考室前田さんの自宅。
昔、茅葺きだった古民家を改修した家は、
近年てんとう虫の被害がつづいたことや、家族が増えたことで、
2階部分を大幅に手を入れる事になりました。
駆けつけると、家族総出でとんがった天井部分に
前田さんが漉いた手漉き和紙を貼る作業の真っ最中です。
今回の強力な助っ人の一人に、
川口祥子さんという若手の表具師さんがいます。
彼女は若手といっても奈良での修行を6年経て、
小郡で仕事をされいて、腕はもちろん知識も豊富です。
前田さんと同じ匂いを感じています。
この出逢いは、
元気計画推進員の白水さんから。感謝!
もう一人の強力助っ人は、
建築家の松田和也さん。
内覧会によくお邪魔して、施主さんの性格が想像できる美しい家で
いつも楽しく拝見させてもらっていますが、
今回もまた、素材選びから全体のバランスがとても良い感じで
完成が待ち遠しいです。
手伝いにいった僕は、斜めの壁面への紙貼りといった
難易度の高い作業にビビリ、撮影係にまわりました(笑)。
お役に立てずにすみません。
完成すれば、屋根一面に手漉き和紙をつかった空間見本ができます。
どんな風に仕上がったかは、後日報告いたします!
慎重かつ丁寧かつ息の合った作業。
和紙を活かす貼り方を熟知する川口さんとは、
これから紙漉思考室と一緒に動ける仕組みを考えています。
去年、松田さん家族とお邪魔したときの外観写真。