昨日から泊まりで竹田へ行ってきました。
目的は旅行ではなくて打ち合わせ。
ラムネ温泉で知られる
長湯。その地に点在する旅館の板前さんが
本業の傍ら、暇を見つけては商品開発に取り組む、ユニークな集団があります。
その名も「板場合同会社」。
ネーミングは、
プロデューサーの江副さん。
社名を聞くだけで、何か期待してしまうんですが、
その期待を裏切らない美味しい商品の数々。
今回はその会社のシンボルであるロゴマークと名刺の提案を行ってきました。
デザインを進めるにあたって、ユニークな発想を行う板前さんの集団をいかに表現するか、
また、僕たちが持つ一般的な板前さんのイメージを掴み、
それを分かりやすく伝えわれるかが課題でした。
試行錯誤の末にできた第一候補のロゴが、嬉しいことに選ばれました。
「鯛のお頭」と「包丁に施されるタガネ彫りの文字」を組み合わせた物です。
一見残酷な様に見えますが、
断ち落とされたことに気付いていないような滑稽な鯛のマークは、
期待感を漂わせる板場合同会社にピッタリですし、人の心にも残ると考えました。
断ち落とされたことすら気付かせない、巧みな包丁さばきという
包丁と鯛のストーリーもあり、板前さん達にも気に入って頂けたようです。
実は、長湯には海がないので、別案でその地に由来の山女魚の頭も提案したのですが、
最終的には、一般的な板場のイメージを優先し、めでたくも鯛のお頭に決まりました(笑)。

打ち合わせは会場となった旅館
友喜美荘。
そのまま温泉につかって一杯、といきたいところでした(笑)。

美味しい夕食を堪能してから打ち合わせ。
野菜にかかっているドレッシングが次回パッケージに。
板場合同会社には、美味しく面白いアイデアが盛りだくさん。
ウェブサイト・商品パッケージといった仕事が続きます!