デザイナー=感性豊かな人と言われると、ちょっと違和感を覚えます。
センスが良く、スタイリッシュなデザインをする人が
優れたデザイナーなのでしょうか?
感性にまかせたデザインの打ち合わせは、
最終的に個人の好き嫌いなってしまい、出口は見当たりません。
また、アイデアを出そうと、自分の少量の感性を研ぎすませ、
「今まで誰も思いつかないようなデザインを!」と意気込んでも
目の前には何も現れては来ません。
実際は、クライアントさんと現状の課題や、新たな発想、そして将来の展望など
話す中に独自の核となる普遍的な部分を見い出し、
そこをクローズアップし、イメージを形にしていきます。
大切なのは、踏み出す前のコンセプトワークであり、
お互いが同じ方向を目指せているかを認識することです。
感性はというと、料理でいう「塩」のようなものではないでしょうか。
余計な水分を出したり、下味をつけたり、味を最後に整えたり。
とは言いつつ、塩の話ばかりしている自分に反省。

月曜日は大事なプレゼン。
朝日に一日分の元気をもらう。