この春、
福岡書芸院はバタバタしているようです。
今月25日からアクロス福岡の多目的ギャラリーで行う展覧会
「風花山叢(ふうかさんそう)」の準備に追われています。
今回は、華道家、茶道家それぞれの先生と福岡書芸院会員とのコラボレーション。
そのため、父は山へ竹をとって茶室の準備をしたり、
その茶室をつかった茶会の打ち合わせだったり、
今まで蒐集をしてきた花器をごっそり並べ、華道の先生と入念な打ち合わせをしたり、
お弟子さんの作品や表装の指導をしたり、会場作りの構想を錬ったりと大忙しです。
また、展覧会と合わせて
季刊誌Saiの4号目を制作しました。
今回は、父が自分で建てた山小屋「
寸時舎」のことです。
独学で造り上げた建物を通して、自分で書を学ぶ事の大切さを語っています。
展覧会や季刊誌の発行は、単に福岡書芸院を知ってもらうだけではなく、
書を通して文字文化を広く楽しんでもらいたいという思いで行っています。
「書を学んでない人でも、絵画であればいろんな画家や作品の話はでてくるのに、
書は字の上手下手の話しかでてこない」と父は嘆いています。
入口は、文字を書くのが上手くなりたいという動機であっても、
そこから名作を残した書家のことや、文字の起源や漢詩といった
文化の根底を探る旅に、導いていきたいという思いがあるようです。
是非この機会に、展覧会に足を運んでもらえたらと思っています。

書 花 茶 「風花山叢」
場所 アクロス福岡 交流ギャラリー2F
日時 2010年5月25日[火]〜30日[日] 11:00〜19:00 最終日は17:30迄
茶会 会期中13:00〜16:00 無料
お問合わせ 福岡書芸院 Tel 092-573-5753
表紙は寸時舎の墨絵
Saiにご興味のある方は、こちらのgallerysyu@syogei.comメールアドレスへ
お問い合わせいただければ、無料で郵送致します。
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