福岡書芸院が春夏の年に2回発行する冊子、Saiが出来上がりました。
今回のテーマは、「何を書く」です。
福岡書芸院では、先生がお弟子さんにお手本を書いたりはしません。
自分の考えた言葉で、自分なりの表現を学んでもらいます。
初めての方は、結構戸惑われるかもしれませんが、
その方がもっと深く豊かな書の学びがあることを、
主幹の
前崎鼎之は伝えたいと考えています。
何を書く?
ことばを考えるのは難しいです。その人の個性が露骨に出てきます。
でも、作品というのはそんなものではないでしょうか。
何のことを書いているのか分からずに、
そのまま漢詩を写したものを見てもつまらない。
もっと自由に面白い文字がたくさん並ぶ展覧会を見てみたいと思います。
昨日、
風韻という文字を書きました。
かなり大きいサイズですが、先日の
恵比寿ビエンナーレの出品作品のタイトルが
自分でも気に入っていたので思い切り大きく描いてみました。
大変満足のいく作品です。
暮らしのスパイスで展示しますので、是非遊びに来てください!
最後は個展の告知に持っていってしまいましたが、
Saiをご希望の方は、無料で郵送いたしますので、お気軽にメールください!
gallerysyu*syogei.com(*を@に変えてください。)

ドゴン族の扉が表紙を飾ります。
かなりの存在感です。

お弟子の服部静香さんの文章と書。
考え方も素敵です。