福岡県立美術館の情報誌「TOP LIGHT vol.89」が
できあがりました。
今回の見どころは、全国を巡回中の棟方志功展。
棟方志功の作品はエネルギーあふれる板画(はんが)が有名ですが、
肉筆画、本・雑誌の挿絵、書、皿絵と多彩な表現で魅力満載です。
個人的には、「東海道棟方板画」の富士山を見るのが非常に楽しみ。
表紙は氏の作品の中でも、西洋の雰囲気がかもし出された挿絵で飾りました。
意外性を感じる作品に、トップライトを手に取られた人は驚かれているようです。
トップライトは1枚の紙を8つに折る読み物ですが、
読み手によっていろんなページから読めるようになっているため、
レイアウトはかなり難しくなります。
毎回思考を繰り返しながら、
次はもっと良い手紙になるようにしたいところです。
●コレクション展開催中
「上田宇三郎と久野大正 異彩を放つ日本画家たちの軌跡」 6月5日まで。
●特別展
「棟方志功 祈りと旅」 5月26日~7月3日