おはようございます。
春らしくなってきましたね。
最近、ハイペースが続いてブログをサボってしまいました。
お知らせを一つ。
うきは百姓組が今年も桃の花見を開催します!
参加希望の方は
こちらへ
先日、妻に薦められて伊坂幸太郎の「チルドレン」を読みました。
小説はあまり読みませんが、これは読むと世界がどんどん立ち上がってきて
物語に引き込まれました。想像が膨らむ人間描写が素晴らしく
言葉で人物や情景を描けるというのは、凄い才能だと思います。
面白いのは、同じ本でも読み手によって描く世界が違うこと。
その自由さや余白が本の魅力でもあるのでしょうね。
自分の仕事を振り返ってみると、
的確に、そして素早く伝わる様に、イメージを作り上げていきます。
クライアントの中にある世界を視覚化して
「ねぇ、ねぇ」と世間に語りかける。
相手に想像させる余白がまったくない訳ではありませんが、
受け手によって、イメージが違うのは困ります。
デザイナーのつくる世界がクライアントへの一方的な
押し付けであってもいけない。
現場で会話をし、抽出し、正確に世界を作り上げる。
そして、個々に伝わる世界の差を縮める事が
デザインの役割ではないでしょうか。
っと、小説とデザインの話をしたものの、
ちゃんと出口に立っているでしょうか?いつものことです。
今日も楽しくいきましょう(笑)。

これは、岡山出張での一枚。
防寒するようにと助言があったにもかかわらず、雪を想像できなかった。
イメージの甘さが(笑)。